皆様こんにちは。
お久しぶりになってしまいました。
私の息子(小3)が剣道をしているのですが、道場の先生に誘われて
私も剣道を今年から始めることにしました。
初めてなので、今は子供達の練習台です。
稽古日には、「メン、メン、メン!」と頭を叩かれ続けています。
小学低学年の子供達の力は侮れないです。
そのせいか、今日は首が痛みます。(昨日稽古日でした。)
痛みは嫌なものですね。
痛みのあることのつらさを再認識しました。
歯には、わずかな穴が開くことで痛みや腫れにつながる事もあります。
一つ症例をご紹介します。
左下奥歯の痛み、腫れで来院された患者様です。
→の部分に膿が溜まっているのが確認できます。
前医での根の治療中に歯根に横穴が開いてしまいました。
→の部分が歯根に開いた穴です。
たった小さなこの穴ですが、細菌が入るには十分過ぎる大きさです。
ここから細菌が生体に侵入します。
その結果が、次の→の部分です。
歯根を支えている部分の骨が大きく吸収してしまっています。
歯の存続の危機です。
元々、痛みも腫れもなかったこの歯。
患者様は、御自身の歯をなんとか残したいと当院に来院されました。
状況と治療方法を説明し、同意して頂けたのでスタートです。
この歯の治療には、歯に入った細菌を根管治療により可能な限り除去し、
そして歯根に開いてしまった横穴を封鎖すること、そして薄くなっている
歯質が、かむ力により割れないように接着・補強することが必要になっています。
全てを予定通りに実行し、治療後3か月後の写真です。
治療前 治療3か月後
治療前の写真と比較すると骨がほぼ元通りになっているのがわかります。
患者様が当院を信用して頑張って治療を受けて頂いた結果です。
細菌が生体に侵入するのは怖い事です。
私も治療中に細菌感染させないように十分注意して治療を行う必要性を再認識させて頂きました。
これからも、「歯を残したい!」と来院される患者様の力になれる為にも研鑽を続けていき、
剣道の子供達に「メン」されすぎて首がおかしくならないよう程々に剣道に参加していきます。
千葉市中央区の歯科医院 SHINE DENTAL CLINIC