千葉市中央区の歯医者・歯科医院　食育ブログ

◇食育コラム：カルシウムと歯は仲良し

 

◆今月の１品

　秋に旬を迎える秋刀魚は、脂が２０％以上にもなり良質な脂EPA、DHAを豊富に含みます。

　その他、カルシウムやビタミンDを含み、脳の機能を活性化したり、骨を強くしたりと、私たちの体の機能を高めてくれる心強い味方です！



〜秋刀魚の梅チーズ巻き〜

◇材料（２人分）

秋刀魚　　２尾

小麦粉　　大さじ１

梅干　   　１粒

油　　        大さじ４

スライスチーズ　　２枚

大葉　　   ２枚

◇作り方

１、秋刀魚は３枚におろします。大葉とチーズは

　　縦半分に切り、梅は種を除いてほぐします。

２、秋刀魚の皮目を下にし、身の上に大葉、

　　チーズ、梅干の順に載せます。尾から頭に

　　向かって巻き、爪楊枝を刺して全体を止め、

　　小麦粉をまぶします。

３、中火のフライパンに多めの油を敷き、

　　秋刀魚の皮目から焼きます。

４、秋刀魚全体に火が通り、表面に焼き目が

　　ついたら、爪楊枝を外して完成です。

◆カルシウムの吸収率を高めよう

　骨や歯を強くする為には、生活習慣のちょっとした心掛けで変わってきます。

　カルシウムの摂取に加え、「食事」「日光浴」「運動」の３つのポイントをおさえ、男性、女性ともに骨量を増やす・維持する生活を意識してみましょう。

【３つのポイント】

１、食事

　　骨の材料となるたんぱく質、吸収率を高める

　　マグネシウム、ビタミンD等、複数の栄養素

　　を含む食材を組み合わせるとgood！

　　例）鮭ときのこのホイル焼き、きなこヨーグルト

２、日光浴

　　日光に当たる事で、カルシウムの吸収率を高める

　　ビタミンDが体内で合成されます。

　　週に２回、１回に３０分程度の日光浴がgood！

３、運動

　　適度な運動により骨の代謝が高まり、骨を強く

　　してくれます。

　　ウォーキングなら１日８,０００〜１０,０００歩を

　　目指すとgood!

◆カルシウムのヒミツ

　カルシウムは「日本人に最も不足しているミネラル」と呼ばれているように、積極的に摂っていただきたい栄養素のひとつです。

　体の約２％（体重５０kgの場合、カルシウムは１kg）を占めており、そのうち９９％は「骨と歯」、残り１％は「血液、体液、筋肉、神経」と私たちの身体機能の重要なサポートをしています。

カルシウムのはたらき：

・「歯と骨の健康を守る、丈夫にする」

・「筋肉の収縮」

・「神経伝達物質の分泌を促し神経興奮を抑制する」

・「ホルモン分泌を促す」「血圧のコントロール」等

不足するとどうなる？：

・「骨粗鬆症」

・「自律神経失調症の症状」

・「手足のしびれ」

・「痙攣」

・「イライラ、睡眠障害などの神経症状」等

◆カルシウムと歯の関係　

　カルシウムは、骨と歯の健康維持に必要不可欠な働きをしていることが分かりましたが、歯ではどのような働きをしているのか見てみましょう。

　歯は、常にカルシウムが取り込まれたり（再石灰化）、逆に溶け出したり（脱灰）を繰り返してカルシウムのバランスを保っています。※１添付資料参照

　このバランスが崩れ、カルシウムの溶ける量が多くなり細菌が付着したままになっていると、初期虫歯へと、虫歯の進行につながってしまいます。※２添付資料参照

　カルシウムを積極的にとることは、虫歯の予防にもなりますね。今回ご紹介した生活のちょっとしたポイントを取り入れ、食べた後はしっかりと歯磨きをして、健康な歯を維持していきましょう！

.＊わかりやすい資料はこちら＊.

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