こんにちは。
寒くなってきました。
昨夜、県外に住む叔父が急に私の医院を訪ねてきました。
千葉に宿泊するとの事だったので、2人で飲みに行きました。
魚料理を食べたのですが、冬の魚は美味ですね~。
いやいや、こんな話ではなくて。
SHINE DENTAL CLINICでは、3カ月に1度患者様に来院して頂き、
治療後の歯のチェックや、歯周病予防の為のクリーニングを行っています。
北欧では一般的に行われていて、3カ月に一度の来院をしている患者様は、していない人と
比較して、10年後の歯の生存率が3倍も違うとの結果も出ているそうです。
本日、3カ月おきに来院されている、ある患者様の歯の治療経過が、承諾を頂けたので
ブログにアップすることにしました。
治療前:左下の奥歯が噛むと痛む
痛みの原因は様々ですが、多いのが歯の破折です。
これが非常に厄介なのです。
破折のしかたによっては抜歯になるケースも多く、歯の保存を第一に考える
SHINE DENTAL CLINICにとって大きな壁として立ちはだかるのです。
まず痛みのある歯の銀歯を外すと、
虫歯です、、
虫歯を識別するための染色液を塗布すると、、
色がついている所が全て虫歯、、
嫌な感じです。
虫歯を除去していると血が、、
この歯は根が2本あり、根がつながっている股の部分が真っ二つに割れていたのです。
咬むと、この破折部で歯が広がり痛みが出ていたのです。
予想していましたが、やっぱり嫌なものです。
うーん、どうしようと色々考えながら、、、これしかない!
とのことで、割れていたところを除去し、(痛そうですが麻酔していますのでご安心を。)
最終的に、2根を1根ずつに分けて、土台を立てて被せることにしたのです。
しかし、問題が。
被せた後、2根に分けた部分の掃除が、これでは出来ないのです。
根と根の間が狭い為、入り込んでしまう汚れが患者様ご自身の歯磨きで取り除く
事ができません。
汚れ、つまり細菌の集まりであるプラークが溜まっていれば必ず問題が発生してきます。
良い状態を維持する為には、患者様ご自身で清潔に保てる環境を用意する事が大事になってきます。
この部分に歯間ブラシがとうるスペースが必要なのです。
スペースを確保するために、分割した2根の間を材料を入れて広げていきます。
歯間ブラシ分のスペースが確保出来ました。
土台の歯の形を整え型取り。
最後に、歯を装着。
矢印のスペースに歯間ブラシが入っていき、セルフケアが可能になるのです。
歯間ブラシを使用する手間はありますが、それよりも患者様にとって、
歯を抜かずに残すことが出来た事の喜びが勝るのは言うまでもありません。
千葉市中央区の歯科医院 SHINE DENTAL CLINIC