月別: 2016年8月

歯ブラシ。

この歯ブラシが自分に合っていると思った製品はありますか？

私は特にこだわりはありませんでしたが、少し前にお気に入りを見つけました。

ライオン製品の「genki」です。

初めて口の中に入れた時の衝撃。

歯ブラシで衝撃って、と思われると思いますが本当に「！！」したのです。

「でかい・・・。」

現在はコンパクトヘッドが多いのですが、そうデカヘッドなのです。

しかし、でかい・・・。

でも今では手放せません。よく磨けるのです。

またスーパーテーパード毛と言って超極細毛なので、歯肉に毛先が

当たっても気持ち良いくらいなのです。磨き残しの多い部位である、歯と歯肉の境目、

歯と歯の間もよく当たります。

まぁこんな感じなのですが、私にとってはそれらよりも気に入っていることがありました。

毛が広がらない。

私は、恥ずかしながら歯磨きの際に力を入れすぎて、２週間もすると毛が開いてしまい交換していました。

「genki」は、デカヘッドのため歯との接触面積が広いので、あまり力を入れなくとも歯がツルツルになるので、

とても長い期間使えるのです。数ヶ月は大丈夫です。（私見です）

私のように直ぐに毛が開いてしまう歯磨き下手の方はお勧めです。

一度、試すと他の歯ブラシでは物足りないようになりますよ～。

 

千葉市中央区の歯科医院　SHINE DENTAL CLINIC

 

 

 

 

歯科治療において、歯の神経を取る治療は痛みを取り除くために、

以前から日常的に行われています。

では痛みがない場合は神経を取らないのか？

当たり前のように現代の歯科治療でも神経を取ります。

それで良いのか？

良いわけありません。

取らなくて済むなら、神経はあった方が良いのです。

SHINE DENTAL CLINICでは、可能な限り神経は取りません。

一つの症例をお見せします。

右下の銀歯の中に虫歯があり、麻酔下にて銀歯を除去した患者様です。

→の所が神経に近い部分の虫歯です。

不用意に削ると、神経が出てしまう可能性がある為、虫歯を選択的に染め出し液にて

判別しながら除去していきます。

青い部分が残っている虫歯です。

さらに虫歯を、鋭利の手用の器具で除去していきます。

虫歯の除去後の写真です。

→の部分に注目して下さい。神経です。

術前のレントゲン写真を見た時は、神経は出ないだろうと考えていましたが、

思っているより虫歯が進んでいました。

神経が出るなら、細菌感染しない様にラバーダムと呼ばれるゴム製のシートを使用しておくべきでした。

以前の歯科治療であれば、この時点で神経を除去する治療に切り替わります。

最近ではＭＴＡセメントと呼ばれる、神経を残す可能性が高まるお薬が出てきました。

このお薬を使用して、何とか神経を保存出来るようにしていきます。

まず神経からの出血を薬液で止血し、消毒しました。

そしてＭＴＡセメントを神経の上にそっと敷いていきます。

この上に、強度のある別のセメントを充填します。

術後のレントゲン写真です。

→の部分が、神経の所に入れたＭＴＡセメントです。

術後、１カ月経過観察させて頂きました。

特に不快症状もなく、１か月後のレントゲン写真でも問題を認めませんでした。

このように神経を積極的に残せる時代になってきました。

神経を取らなければ、結果的に歯の喪失歯数は減ることになります。

素晴らしい治療法の一つです。

 

千葉市中央区の歯科医院　　SHINE DENTAL CLINIC