右下が咬むと痛みがあり、ある歯科医院を受診されていた患者様のお話です。
その歯科医院で、右下には虫歯はなく、虫歯がある右上の奥歯が、痛みの原因歯だろうと判断され治療されたとのこ
とです。
その結果、最初にあった症状は消えずに、さらに治療した右上の歯が冷たいものがしみてきてしまいました。
その患者様が主治医に相談したところ、治るから様子見てと言われてしまい、痛みに困ってしまい
当院へ転医されてこられました。
こんな感じの患者様は、残念ですがたまにいらっしゃいます。
痛みの原因の歯が、どれかわからなくなってしまっているのです。
とにかく最初の診断が大事で、そこを間違ってしまうと上記の患者様のように、
治療をしたのに痛みがとれず、結果患者様に迷惑をおかけしてしまいます。
この患者様の「右下が咬むと痛む」の症状。
お口の中を診察させて頂くと前医が言ったように、痛みの原因となるような虫歯はありません。
しかし、診察の結果、痛みの原因がすぐに推測されました。
下の写真の→の部分に注目して下さい。
歯に亀裂が走ってしまっています。
咬むとこの亀裂が広がり痛みが走っていた可能性があります。
この段階では、まだ診断は確定していません。
強力な歯科用の接着材にてこの亀裂の部分を補修し、
その結果症状がなくなれば確定診断になります。
治療前 亀裂部を補修後
たったこれだけで、右の歯で咬むと痛かった症状が消失しました。
しかし、たったこれだけの事ですが、症状と照らし合わせて診査し、的確に診断することがとても重要なのです。
この患者様は、この治療後に予定していた長期の海外旅行も無事楽しめたとの事でした。
良かったですね。お土産まで頂きましてありがとうございました。
SHINE DENTAL CLINICでは、当たり前の事ですが、診査、診断を的確に行い、適切な治療を
行えるように日々、患者様と真剣に向き合っていきます。
千葉市中央区の歯科医院 SHINE DENTAL CLINIC