今日は、根尖病変について。
レントゲンを撮影すると、よく歯の根の先が黒く写っていることがあります。
次の写真は、昨年末に顔が腫れてきてしまって来院された患者様のCT写真です。
7~8mm程、歯の根の周りの骨が溶けてしまっています。
勿論、歯の根の支えである骨がないので歯はグラグラです。
抜けてしまいそうな感じです。
このようになる原因は、細菌です。
細菌が歯の根の中に侵入し増殖すると、根の先で炎症が起こり結果、骨吸収してしまいます。
ですので治療は、根の中にいる細菌を可能な限り取り除き、また入らないように栓をすることになります。
治療から4ヶ月後の写真です。
ほとんど骨が戻っているのが分かります。
この患者様は根の先も溶けていた為、その部分も改善したことを確認して
再度、別の栓の薬に置き換えていきます。
おそらくこの歯はこれからも機能してくれるでしょう。
「歯医者は歯をすぐ抜くんだよ」「歯医者さんは歯を抜くのが好きだよね」
と患者様から言われたことがあります。
SHINE DENTAL CLINICでは、可能な限り歯の保存に努めています。
やっぱり自分の歯が一番です。
千葉市中央区新宿の歯科医院 SHINE DENTAL CLINIC